『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』 ネタバレ

エクソシスト』原作者、ウィリアム・ピーター・ブラッディが自ら脚本を書いて監督をした傑作、『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』を観直す。

お城みたいな精神病棟に新しく来た精神科医が患者とすったもんだありながら悩んでたら、実は自分も精神病患者だったけれど最後は「神様なんかいない」と騒いでる患者の前で自らが犠牲になって「神様はいるでしょ」、みたいなことを言うけど結局死んじゃってなんか複雑な気持ちになる映画。

本当に傑作。
全てにおいて素晴らしい。
ホラーみたいに思われるけれどコメディっぽくもあってでもラストの酒場のシーンは嫌な感じ満載で、とにかく脳が揺さぶられまくって色んな気持ちになれる映画。
月面に十字架が聳え立つのを宇宙飛行士が見つけるシーンは何度見ても美しいし。

ウィリアム・ピーター・ブラッディはこのあと自分で撮る『エクソシスト3』も最高なので、本当はもっと映画作って欲しいんだけれど、いかんせん彼の生涯のテーマが「神様はいるのか」という壮大なものなので、そう何作もホイホイ作れないという、ジレンマ。
うーん。

トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン [DVD]

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