松葉杖生活

妻が近所の介護センターで松葉杖をレンタルして来てくれたので、それを駆使して近所の病院へ。
松葉杖ってしんどいね。
人間の体って重い。
整形外科で診てもらいますと、先生が「皮膚科へ行った方がいいかもしれないね」と。
捻ったとかどこかで打ったとかが原因だと思っていた私は何故に皮膚科へ行かねばならないのかわからない。
しかし、足の痛みが疑問を投げかける元気を奪っていたので、そのままおとなしく待合室内で待機。
皮膚科の先生に再び診てもらう。
内心(「今度は眼科へ行け」とか病院内を盥回しさせらるんじゃないだろうか。安部公房の小説みたいに)とドキドキしてたのですが、
勿論そんな事は無く「原因は疲れですね」とのこと。
疲れ?捻ったとかじゃなくて?
先生は「徹夜が続いたり食生活が不規則だったりすると、体にこういうガタが出てくるんです。それが、年齢を重ねるということなんです」と言う。
なんとまあ。
確かに私は原稿に集中し出すと空腹を一切感じない。煙草は吸う。徹夜で原稿書いて朝になる頃には体は疲れてるんだが頭は冴えてるので全然眠くならない。
なので酒を飲んで倒れるように眠る。
うむ、なるほど。体に良いこと一つもしてないな。
血液を調べてもらったら尿酸値が高いということで、それを下げる薬も貰い、生活を改めるようにと言われる。
そりゃ改めなければいけないよ。歩けないのは辛いもの。
しかしどうしたものか。十年以上続けてきた書き方をすぐに変えられるものだろうか。

密会 (新潮文庫)

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