『七度狐』 大倉崇裕
大倉崇裕先生の長編『七度狐』読了しました。
<落語>シリーズ第二作目でありながら、唯一の長編。
大変面白かったです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、作中の事件と落語との繋がりが実に見事でした。
しかも解説を読んで更に驚いたのは、作中の「七度狐」という落語が作者オリジナルの創作落語だということ。
本当に読み応えのある作品でした。
反則技があるわけでもない、まっとうな本格推理小説です。
なんかアレですよ。実写で観たい。劇場長編映画に誰かしてくれませんかねえ。
オススメ。
- 作者: 大倉崇裕
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/07/05
- メディア: 文庫
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